ストライダー フレーム
いや~、、、前回のブログで林先生に
いつバニッシュを買えばいいのか聞いたら
「なんでだろ?」
あぁ!間違えた!!
「今でしょ!!」
とのことで、注文しちゃいました
(๑´ڤ`๑)テヘペロ♡
もう楽しみすぎて気が変になりそうです。
↑モッコシ(´∀`∩)モッコシ↑
そんなさなか、前回のブログへとてもテーマ性の高いコメントをいただきました。
簡単に言うと
「バニッシュのいいところは?」
という内容です。
これについて返信を打っていると気づくと
A4 3枚のボリュームに!!??
これはブログクラスの内容ということで急遽文字だらけのブログを作ります(笑)
これを語るにはバニッシュという商品の話ではなく、フレーム全体のお話が必要になります。
なんの裏付けもない素人がそれっぽく語りますよ(笑)
話半分で読んでってください(=゚ω゚)ノ
Ⅰ 想定外の進化
まず前提としてストライダー社のストライダーは現行のランバイク競技レベルを想定していないものだと考えます。
異様な進化と熱狂ぶりですからね。
٩(*´꒳`*)۶°˖✧
明らかにストライダー社が想定した用途を越えていると考えます。
ユーザーの希望もありたくさんのアフターパーツが生み出され、ストライダーはどんどん進化しました。
ただし、徐々にアフターパーツの質が高まり、どれもがストライダーのポテンシャルを越えてしまいました。
せっかく高品質な部品を生み出しているのに、元々玩具の延長線にあるストライダーのクオリティではその性能を存分に発揮できなくなったんですね。
なので最終的にフレーム修正まで来たんです。
でも、フレーム修正では追いつかない強度と材質のレベルへ達します。
Ⅱ アフターフレームが生まれる理由
ユーザーの「もっと速く」という気持ちと技術屋の「この部品はもっと効果を引き出せるはず」という需要の一致により、開発が始まります。
まず求められるのは“勝てるフレーム”です。勝てるとはあらゆるアフターパーツのパフォーマンスを引き出せるということです。子どもの力を適切にロスなく伝えられるフレームとも考えられます。
なので、ストライダーを越えるクオリティは必須です。せっかく作るのであらゆる部分が効率化されました。
ただし問題は素材。
Ⅲ フレームの軽量化
ストライダーのアフターパーツ競争で求められ、進化した分野の代表は“軽量化”です。
軽さを追求していく理由は子どもの限られた力を引き出すには軽さは必須だからです。軽量化の恩恵は加速力、体力消耗の軽減、車体反応性の向上です。現在進行形ではありますが、タイヤとホイールの軽量化競争もヒートアップしました。競争して開発していくことでとてつもない進化をしています。
が、
軽量化の果ては「軽くて速度が延びない」ということでした。馬力に上限があり、転がりを活かす乗り物であれば慣性が必要です。そのため、走り方もかわり従来のピッチ走法→ストライド走法という重さを活かす走りから、最後までピッチ走法で加速を積み上げてく走り方が増えてきました。惰性が行かせないことが軽さのデメリットともいえます。
という前置きがあり素材の話。
Ⅳ フレームの素材
1、カーボン製フレーム
初歩のお話ですが、カーボンは繊維です。編み込まれた布みたいなものです。それを何重にも重ねることでまるで個体のように認識できるようになります。
カーボン製品は布自体の強度も何種類もあります(T700、T800、T900etc,,)。その重ね方で硬くしたり、力をいなすようにしたりと工夫することでいろいろな特性のある強度を編み出せます。
分かりやすいのは自転車のフレームです。レースで用いるフレームは軽量さと力の伝わりを考慮し、かなり硬い作りになります。それがホビーユーザーでは過剰なスペックとなる場合があるため、あえてカーボン自体は柔らかいものを用いて、重ね方も力をいなす部分を作ったりして、疲れないフレームという部分も大切になります。長距離を乗るロングライドユーザーには必要な特性です。
ただし、力をいなして衝撃吸収性が高いフレームは、ライダーの漕ぐ力もいなし、車体の反応性の低下させます。レースで必要となるレスポンスや力のダイレクトなつながりは低下してしまうのです。つまり、用途に合わせて硬さを選択する必要があります。
ランバイクの場合は自転車で考慮すべきロングライドに耐えられる快適性は必要ありません。かつ、力をいなす柔軟性も特別必須となるものではありません。では硬いフレームがいいのか?というとカーボンを軽いまま強度を上げることは難しく、ここが技術であり、価格の上昇してしまう部分となります。
さらに、最初に話した軽さの弊害を考慮すると、「軽くて丈夫な高価なフレームを購入したけど、遅くなってしまった。」ということにもなりかねません。それは遅くなったのではなく軽さを活かした走り方をしていないことが問題なのです。ストライダープロの走り方では進化は難しい可能性が高いです。
2、アルミ製フレーム
アルミニウムも様々な強度がありますが、カーボンに比べれば硬いです。ゼロバイクファクトリーさんのバニッシュに使用されているA6000はA7000に次いで強固なアルミです。もちろんカーボンよりも硬いですが重いです。アルミで軽い商品もありますが、カーボンとアルミを同じ強度で作った場合軽さはカーボンに分があります。
しかし、固いということは力をダイレクトに伝えられるという事です。漕いだ力をダイレクトにマシンへ伝えることができます。また、ホイール性能が高いのであればその力を存分に発揮するには剛性の高い硬いフレームが良いです。言い換えれば、ホイール性能を活かしたいのに力を逃がしてしまうフレームはどうなのよ?という疑問も浮上していまします。
カーボンフレームを見越したホイールという総合バランスで考えられているのであればありです。
ランバイクで考えると乗り心地はいらない部分です。もちろん楽しむ目的が公園散策とかであればは大切な部分ですが、そういったユーザーはフレームのみを買うことは無いです。なので求められているのは乗り心地よりも速いフレームなのです。力をダイレクトに伝えるアルミ製フレームはアフターパーツの性能が良ければ良いほど引き出してくれ、ライダーの技量も引き出してくれます。ただし、カーボンよりは重いです。
Ⅴ 競技性とフレーム特性
〇ランバイク競技で勝つために(カーボン利点、アルミ利点)
1、スタートダッシュで前にでる。
⇒カーボンの圧倒的な軽さ
⇒高剛性によるダイレクトに伝わるライダーのパワー感、でも重さは不利
2、ホールショットを狙う。
⇒軽さを活かしてラインの前に出る。
⇒高剛性と適度な重さを活かした直線中盤からの延びで抜く
3、コーナーで差を詰める。
⇒軽さを活かして狙ったラインに切り替えられる圧倒的なレスポンスの良いマシン反応性。
⇒高剛性と適度な重さを活かしてどんなに横Gを掛けてもホイール性能をつぶさない歪まないフレーム。
ハンドリングや荷重移動などライダーの意志をラグなく伝えるダイレクト感。
FU-JINなどコーナーリング特化型ホイールを引き出す安定感。
4、子どもの走り方に合わせたマシンセッティング
4スタンス理論も交えて考えると
考え方① 長所を存分に生かす方法。
⇒ピッチ走法が得意なつま先重心の選手は特性を存分に生かせる軽量カーボンでスタートからの先行逃げ切り。
⇒ストライド走法のように踏み込み後半で押し込む力が強い踵重心選手ではアルミ製の高剛性さと適度な重さで後半の伸びを強化し、ホームストレートの中盤からの延びでのまくり。
考え方② 苦手な部分の補い
⇒延びるがスタートで出遅れる選手へカーボン製。
⇒スタートは良いが、延びがいまいちという選手へアルミ製。
考え方③ コース距離による検討
⇒ホームストレート30mほどでクイックなコーナーが続くの出ればフットワークが軽いカーボン製。
⇒ホームストレート50~60mでロング
コースであれば後半の延びが必要なアルミ製。
Ⅵ まとめ
乗ってる本人が気に入った車体が一番速い(笑)
私がバニッシュを選択した理由は
1、創造者の熱意
2、愛するFU-JINを活かせる高剛性
3、ローコスト&ハイクオリティ
です!!!
エンジンや変速機があればカーボン最速ですよ(笑)
エンジョイ!!
ランバイク談義!!
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