ストライダー 本気シリーズ 【ハンドルポジションの新しい仮説】

久しぶりの本気シリーズです。
以前から考えてはいたんですが、なかなかまとまらず、最近一つの可能性を見出すことができ、途中経過、もしくは仮説として載せようと思いブログにしました。
 
何はともあれ結果から

 

ストライダースプリントスタイル!!

ストレートバーのサイドにあるものはエンドバーです。

 

 

 

サイズはパイロットの肩幅。これは280mmです。

 

 

380~400mmを見慣れているとかなり狭くみえますね。

 

 

またぐとこんな感じ。

 

 

アップライト。

 

 

スプリントスタイル。


ストレートバー。
スプリントスタイル。
まだ不慣れな分違和感はありますが、ストライダー自体の安定性は段違い。
パワーによるブレが出ていません。

コースデモ。
 
なぜスプリントスタイルに至ったを説明します。
 
Ⅰ はじめに
ストライダーは自転車へ円滑に移行するために開発されたものです。なのでペダルがない自転車のランバイクのカテゴリーに分類されています。競技性が高まった昨今、その扱い方はなぜかバイク走行の影響を受けている場面が多い気がします。自転車としての観点に戻してみると、いろいろ気づかされ、まだまだ進化の可能性を感じられました。更に、身体構造上通常のバーの形状が競技ストライダーにおいてベストではないのではないかと考えました。自転車としての観点と身体構造からの観点から今回ハンドルポジションを実験的に作成し、試用してみたのでその途中報告をまとめてみました。
 
Ⅱ 自転車から観たストライダー
自転車にも種類が色々あり、競技用自転車でも種類は多岐にわたります。現在のストライダーの主流はロードバイクのようないろいろなコーナーが混在したものであり、コーナーリング技術も求められつつ、ダッシュ力が求められます。オフロードや林道のようなコースもあることながらマウンテンバイクやシクロクロスのような一面も持っているともいえます。
ストライダーレースがロードレースと異なることは、長いコースで体力勝負も含めて戦略で競うのではなく、どちらかと言えば競輪のようなスプリント勝負が多用されることだと思います。無酸素運動の嵐。ゴール直後の選手の息切れは尋常ではないです。
スプリントはロードバイクでもある技術であり、考え方ではストライダーのダッシュにとても通じるものがあります。
 
①ダンシング(立ち漕ぎ)
特に加速重視の攻めるダンシングはストライダーにも似ています。ペダルに体重を乗せて押し込みつつ、ハンドルはそのパワーに押し負けないようにペダリングをしている荷重側の手は引き、対側は押します。四肢のパワーと体重を最大限活かし、回転運動に変えている技術です。ストライダーで4スタンス理論で言うところのクロスタイプの選手は特にストライダーを左右に振りながらパワーを伝達しますが、それはキッキングの足に荷重をし、ハンドルにて引手と押し手を行っているからです。
 
ほらかぶってきた。
 
②ハンドル形状
ロードバイクのハンドルは基本肩幅です。乗ってみればわかりますが、力が発揮し易いです。
ロードバイクのスプリントは主にドロップハンドルの下ハンドルを用いることが多いですが、ドロップハンドルの下ハンではなく、ブラケット(ブレーキや変速機がついているでっぱりの部分)やショルダー(横バーから前へ伸び代わる部分)を持ってスプリントを掛ける人も居ます。クロスバイクに乗っている人で打倒ロード(笑)のような人はエンドバーを装着し、ブラケットやショルダーのように使用しています。これがあるとクライミングやスプリントが圧倒的に楽になります。ストライダーレースでは多くの大会レギュレーションでドロップハンドルは禁止されていますが、クロスバイクのように考え
ればいたるところは同じなはずです(‘ω’)ノ

 

 
楽になる理由は身体構造にもありまっせ( ̄ー ̄)ニヤリ
 
Ⅲ身体構造からみたハンドルポジション
以前の本気シリーズでも乗せた記憶がありますが、足をしっかり蹴るにはある程度の体幹の回旋運動が必要となります。とくに4スタンス理論のクロスタイプは必要です。蹴った足が強ければ強いほどそれに合わせた上半身のカウンタームーブメント(⇒本気で考えてみたシリーズ!!バランス!!)が必要になります。
そのとき大切となるのが肩甲骨の動きです。キッキングで伸びた足と同じ方の肩が前方へ出ると思いますが、それを円滑に行っているのが肩甲骨の動きです。
つまり、強い蹴りを生むには肩甲骨の動きがとても大切になります。
 
①肩甲骨が円滑に動くハンドルポジション
足のパワーを出すように指導したら前輪が暴れてしまってまっすぐ走らなくなり遅くなったという経験はありませんか?
それです。
体幹が弱いと言ってしまえばそれまでですが、でも皆さんのお子さんは走れるし、ジャンプも出来るし、縄跳びも鉄棒もできる子もいますよね。
ではなぜストライダーは特殊な印象があるのか。それは競技として高めたことで生じた不十分な部分があるからです。
上記したロードバイクはなぜドロップハンドルなのでしょうか、また、異なる車種でもロードバイクの競技性を求めるとこぞってエンドバーを利用するのはなぜでしょうか?
それはこうです。
大人でさえ、競技性が高まると縦グリップの方が力が出るということを実感しているからです。
 
人間の身体は繋がっています。
実験です。
 

 

ハンドルバーを握るように握ってみてください。
 

 

引いてみてください。
 

 

今度は縦握り。
 

 

引きます。
 

 

最後に上向き。
 

 

引きます。
 
一番引きやすいのはどれでした?
 
たぶん最後の上向きではないですか?
空手など格闘技の引手はこれですから理にかなってます。
まぁ、ここまで引き込むことは自転車ではないですので、二番目の縦握りも楽だと思います。
 
なぜかというと、筋膜のつながりと関節運動に関係します。
人間の動きは繋がっています。曲げるなら曲げる。伸ばすなら伸ばす運動パターンで統一した方が筋の負荷が軽度なので楽です。
肩を引くという動きは伸びの動きです。それに対して、握るという動きは体を曲げる動きです。さらに手首を内側に捻れば捻るほどその曲げの特性は強化されます。
つまり相反する動きをしているのです。
ここで大事なのが、先ほど言った蹴った際に必要な肩甲骨の動きです。
強い蹴りをするためには肩甲骨の円滑な動きが必要となるのであれば、肩甲骨の動きに合う握りをすることが良いと考えます。
でも動きが出やすいだけではなく、適度な筋緊張が無ければ安定性が発揮しづらいため、肩甲骨の円滑な可動性と適度な筋の張力が得られるポジションと考えると、縦グリップが最適となり、実際サイクリストたちの常套手段となっているということです。
 
もう少し踏み込むと、ストライダーも自転車もそうですが、繰り返しの動作ですので、足も手も切り返す瞬間の反発運動が大切になります。ただただ力んで力を出すのではなく、一定の角度まで曲げた肩や肘をスナップのごとく切り返して伸びの運動に切り返すことが必要になります。対側は同様の運動を行い、再び同側に返ってくるわけです。
つまり、適度な脱力と筋出力が求められるため、軽快かつ円滑な関節運動が再現できるポジションにはメリットが高いという面もあります。
 
Ⅳ まとめ
ストライダースプリントスタイルは自転車競技であるロードバイクの技術を積極的に用いるためとランバイク特有のキッキングパフォーマンスを向上するための
ハンドリングポジションとしては進化の可能性はあると考えます。ただし、そのセッティングで十分なデータは取れていないため、実証することは現段階では困難ですが、我がチームのパイロットは「加速が楽」「コーナーが走りやすい」「ストライダーが暴れない」と内観としては好感触を得ている様子です。ストライダーを卒業後にいろいろなスポーツへ繋がってく中で、ロードバイクへ転身する子もいるため、ストライダーにこういったスタイルもあると、面白いのではないかとも考えられます。
 
 
※本気シリーズのいつものことですが、いちストライダー中毒者の妄言と捉えていただき、本内容が批判や肯定の種となり、お子さんへ反映する際の火種となれば幸いです。
意味不明な長文を読んで下さいありがとうございました。m(__)m

 

 
 

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その後1年間ほど一世を風靡しましたスプリントスタイル。

その中でも相性抜群で、これに変えたことにより成績が上がった選手がいます。
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投稿者: setuna619

ストライダー 本気シリーズ 【ハンドルポジションの新しい仮説】」に2件のコメントがあります

    みかん星人

    (2018年6月8日 - 12:59 PM)

    SECRET: 0
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    >びりーさん
    コメントありがとうございます!
    さすがびりーさんですね!そうなんですよ。前腕中間位から外旋位でやった方がパフォーマンスが上がる子がいるんですよね(^^)
    うちの子もクロスタイプなので安定感が向上して、伸び代が感じられました(^^)
    少し勇気がいるセッティングですが機会があれば見てみてください(^^)

    びりー

    (2018年6月8日 - 10:18 AM)

    SECRET: 0
    PASS:
    読みごたえある記事、ありがとうございます(^^)
    ウチは親子でB2タイプ。
    前腕が外旋するポジションを取れるよう、3歳時はハの字の形を求めてライザーハンドルを下向きに付けてました。
    レースで結果を出したと思ったら、タイミング悪くドロップ禁止ルールになってしまいました(笑)

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