ストライダー動作分析そのに『強く、速く、長く蹴るために』

RCS 富山ラウンドお疲れ様でした。

結果は後日更新します。

 

只々悔しさと課題が残る大会でした。

この悔しさを癒すためには露呈した課題をクリアして栄光を勝ち取るしかないです。

 

うちの子を速くしたいため、再び本気出して考えてみました。

 

あくまで趣味の範疇で参考程度にみてもらえると幸いです。m(__)m

 

 

まえおき

 

前回のストライダーの動作分析と指導方法(仮) の続編というか応用編ですね。

 

前回まではストライダー姿勢の基本と理想の話を軸に展開しました。

長いストロークの蹴りには骨盤前傾が必須と記述しましたが、あれは身に付けるべき能力の一つでありゴールではありません。

 

よく両足蹴りの練習で蹴りに合わせて体をのけぞらせて、足を後方へ伸ばしたまま惰性で進む練習あると思いますが、あれが理想の蹴りこみのベースです。

 

あれが理想?なんでだよ!

て思う方いますよね。私もそう思います(笑)

 

でもなぜそう思いますか。

個人的には蹴りこみの形は良いと思いますが、

デメリット

1、足数がかせげない。

2、どの場面でも使える蹴りではない。

3、パワーが伝わらない。

 

メリット

1、筋力に頼らず、荷重移動により速度がでる。

2、蹴り脚のリズムを身に付けやすい。

 

と思います。

つまり、良い蹴り脚を身に付けていく上での体の使い方のベースになります。

前後の振り方、左右の振り方を効率よく身に付けて、次のステップで必須となる協調運動と無酸素運動レベルの下肢体幹運動が活きてきます。

 

1、はじめに

 

前回公表した記述の応用としてさらに分析したものです。

前回私はストライダーの蹴り方を地面を後ろに飛ばすための動作

と表現しましたが、運動学からするとこれは同時に地面を後ろに全力で蹴り飛ばしても動じない強い拮抗した動きが行えているから成立出来ている運動ともいえます。

 

なにかしらスポーツ経験があると理解が早いと思いますが、人間の体は運動時、特にスポーツなどの競技要素が強いモノでは主となる動作が強ければ強いほどそれと反対の働きをする運動が顕著に表れていると思います。

 

ややこしくなってきましたね(^_^;)

大事なキーワードを言います。

 

 

1.骨盤後傾位

2,拮抗運動

3.カウンターバランス

 

ほら、ワクワクしてきましたね!

え!?わからない!?

よし!語りますよ!

 

2、強く蹴るには

 

強く蹴るためには、その勢いに負けない身体が必要になります。負けない身体に必要なものとして拮抗した動き、回旋運動、バランス反応が必要になります。

ストライダーで言うと、まず1つ目は蹴り足と引き足。蹴り足と引き足にリンクした体幹の回旋。バランス反応を活かした四肢体幹の安定性です。

 

1) 骨盤後傾位

蹴り脚の反対の引き脚は強く鋭く上げる方が良いと言いましたが、具体的にはどのように、どこまで、どんな姿勢で鋭く強く上げるのかが分かりづらいので分析してみました(´∀`)

まずは脚がくっついてる骨盤!

前回のブログでは前傾が良いと言いましたが、これは蹴りのみでは良いというものであり、その先の速さの進化を考慮すると脚の引き上げが重要となるため骨盤は後傾になります!

 

※なぜ骨盤後継の方が引き脚に良いのかは長くなるので割愛します。

  腹筋の筋収縮と運動連鎖の違いです。

 

トップライダーをみると後傾している選手が多く、その理由を考えると、一発の蹴りの強化とその反復運動をこなすためには、脚をより強く速く引き上げる方が優位になり、そのためには骨盤の後傾が必要にやるようです!

選手の成長を追うと、速い選手は低年齢時は前傾していても、成長とともに後傾していく傾向にあります。

 

なのでトップライダーは場面で使い分けていますね。前傾で荷重移動でのパーーンという蹴りも使えるからどこでも速いんですね。

 

さて、またもやわがまま豊満ボディのパパで実演(笑)

皆さんのお子さんはどのタイプですか?

 

{B39A830D-9116-41C1-87C9-990697CFFFE1}

 骨盤前傾位での引き上げ

 

{A8EED158-C1A3-4223-A4B8-0CF6F1A22505}

 骨盤中間位での引き上げ

 
{C994119C-3F16-4EFF-BC37-B77AD2359830}

 骨盤後傾位での引き上げ

 
脚が上がってないのはパパの筋力不足もあります(笑)
 
・骨盤前傾位は2〜3歳でよくみますね。
パワーがない低年齢ではパワーより荷重移動での蹴りが速さに繋がりますので、コレが必要になります。
 
・骨盤中間位と後傾位は4歳以降に増えますね。
これは身体が発達し筋力を生かした走りが可能になったからです。つまり蹴り足が伸びてみえているのは、引き足が強化されたからです。
 
2)体幹の回旋
武道やスポーツには必ず回旋運動が入ります。
例を挙げるときりがないので割愛。(パンチは打つ方ではなく引く方を意識しているんですよ)
ストライダーもこの回旋意識させ、一体何を回旋させて何を行なうと蹴り足が出やすくなるのかを理解したいと思います。
 
またもやわがまま放漫ボディで例です。
ここから以下はぜひ指導している親御さんがやってください。
心身機能や様々な理由で出来ない以外の理由でこれが出来なかったらあまり強く指導しないでください。そう思ってしまうほど高度な動きです。
やはり率先垂範まず手本!!
 
ストライダーの動きを模倣しているため、軸足は親指と人差し指の間のみのつま先立ちをしてください。
下のどちらが強く早く安定して引き上げられますか?
また、どちらの方が蹴り足が強く支持できますか?
 
{FB792E56-F448-4402-AF88-FA82BC06AC1D}
開始姿勢
 
{3AD7FCAC-F877-4716-BC82-D39236D7C7E6}
体の回旋をせず股関節が開いたまま引き足。
 
{692801FB-328C-4A47-AE1B-8258B210DC93}
体幹を回旋し、膝を逆の肩に持ってく。
筋力ではなく、勢いをつけて一気に持っていきます。
 
しかも子どもの蹴り脚の速さを再現して上げてみてください。
出来る人は左右交互に子どもと同じピッチで!
 
どちらが速く動けますか?
身体を締めこんだ回旋を意識した方が明らかに安定して速いですよね。
子ども達すごいことやってますよ。(;´・ω・)
 
次いってみよう!
 
ガチのストライダーの姿勢です。
でもサドルに乗ってないですし、筋力もないのでこれが限界です(笑)
このとき先ほどの動きを意識して引き足側へ回旋して脇を閉めます。
 
{02709AE6-468C-47B1-BC80-E2FCE0BE4263}
右側
 
{BB2ACA21-BF38-42B1-8000-DDFC9AD6F073}
左側へ素早く、逆に脚と体幹を切り替えます。
 
私は畳の隅と隅を意識して切り替えています。
 
①まずは体幹の回旋というより足を後ろへ持っていく蹴り足の意識で実践。

リズムカルでいいですねぇ(笑)
 
次!!
 
②体幹の回旋と引き足のリンクを最速で行うという意識。

やっている方はだいぶパワー感がでて、一発の重さが出ています。
思った以上に映像に出ませんでしたが、わかりますか?
引き足と体幹の回旋を意識して行っているのに、蹴り足が強くなっています。
 
{01ECCC7C-8693-4668-BA12-0661802AECA2}
下の動画撮影後の私
『死ぬ・・・』
後日腹巻のように筋肉痛だったとさ(笑)
 
親御さん!!
この動き絶対やってみてください。
ストライダーはハンドルが固定されているからわからないだけで、同じことをやらせています。
かなりの負荷です。
動画は5秒ですが、ライダーたちはこれを1~2分程やってます。
運動不足の私では筋力と筋持久力、耐久性がなく無酸素運動に近い状態になります。
そのぐらい腹圧を高めないと足と体幹がついてきません。
 
正直我が子も含め、ストライダーのライダーは凄いことをやってます。
 
3、カウンターバランス
 
長文になってしまったのでこれについてはまた後日(@^^)/~~~
 

子どもと私の ストライダー 日記をもっと見る

購読すると最新の投稿がメールで届きます。

投稿者: setuna619

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です