個人的に学んでいる人材育成とキャリアマネジメント。
子どもと ストライダー を取り組む上でとても有効だと思われる部分が多いことがわかり、個人的にもアウトプットして整理しておこうと思います(^^)
発達、保育などではもっと適切な表現はあるとは思いますが、今回はあえて人材育成という観点から話してみます(^^)
テーマ
ストライダー を用いた子どもとのコミュニケーション
~人材育成、キャリアアセスメントからの観点を用いて~
Ⅰ 人が”動く”ということ
人が動くとき、それは心が動いたときです。言い換えれば感情が揺さぶられたとき。それを正の情動で表すのであれば、興味、関心、やりがい、楽しさです。
大人はいろいろなバックボーンやしがらみを考慮しているのでその閾値は上がっています。それと比べると子どもはとても閾値が低いです。その場での感情に素直です。なのでまず大切にしたいことはストライダーに対して興味、関心、やりがい、楽しさを抱いていること。子どもは好奇心旺盛です。何に対しても最大限のテンションで興味を抱きます。ペットボトルの蓋を渡しておいても1時間は工夫して遊んだりします(笑)
でも飽きやすいのも子どもなのです(;´∀`)
前頭葉が発達していないためその先に何があるのかがわからないためその場の興味だけで反応します。必要なのは継続していつでも”その時、その場所で楽しさ・やりがいを抱いている”ことが大切です楽しんでいる子どもは良い成績をおさめていることか多いですね。それは家族の関わり方も良いからです。
大人目線(仕事、家事に置き換えると)自分が楽しんでいる仕事とそうでない仕事ではモチベーションがまるで違いと思います。やりたくないことは避けられませんが、少ない方が一日が早いです。私は(笑)
Ⅱ 子どもを知る
楽しい、やりがいを引き出すために、子どもにたくさん興味を持つことが大切です。自分の子どもが抱き始めた自我が、満たされると喜ぶ事柄を知ることが良質な関係性を構築するための保護者の技術だと思います。
・ ストライダー に乗ることが楽しい。
・保護者と ストライダー をすることが楽しい。
・友だちと ストライダー で遊ぶことが楽しい。
・速い友だちと競うことが楽しい
。※楽しいでなくともやりがいや興味があるということでもよいです。
大人目線(仕事、家事に置き換えると) 自分に興味を持ってくれている上司、役職者、同僚がいて、理解を示そうとしているだけでとても動きやすいです。私は(笑)大人は自我がもっとはっきりしているのでキャリアアンカーで明確にすると仕事において自分が譲れないものは何なのかがはっきりしてよいです⇒https://chikaku-navi.com/carrier/
Ⅲキャリアを積むとは
キャリアとは積み上げた実地の経験のこと。大きく分けて2つあります。①外からわかる外的キャリア。②自分にしかわからない内的キャリア。これを ストライダー に当てはめると
①外的キャリア
ランバイク歴、練習会の参加頻度、個人練習頻度、チーム名、戦歴、成績など
②内的キャリア
ストライダー のやりがい、興味、能力、価値観、使命感 ストライダー への思いなど
元々外的キャリアは日本の教育で大切だと思わされてしまっていることなので無意識に外的キャリアを尊重してしまう大人は多い傾向にあります。海外では内的キャリアが尊重されます。例えば「あなたにとって仕事とは?」と問うと、日本人は「我慢して給料を得る」欧米は「自分を表すもの」など価値観が異なるとまで言われてます。
※なので保護者は注意が必要です。保育、発達の観点では明らかに内的キャリアの育成が尊重されます。
内的キャリアが確立している場合人生の悩みも大きくならないと言われています。そもそもシンプルに考えてどちらが満たされると幸せか。いい大学、いい会社に入ることが目標で、達成できれば幸せなのか。(本当は手段だったはず。。。。) そのため、内的キャリアが満たされている子どもは大きな問題なく育ちます。外的ばかりを求めると自己肯定感、充実感が得られずストライダー嫌いになるかもしれません。ストライダーだけならまだしも、自分を認めてくれないものに囲まれて、自分を認めることが苦手な子になるかも。
内的キャリアの発展こそキャリアデザインの本質である。
「 ストライダー 楽しい!」「○○君と走りたい!」「ハンドル変えてみて!」「大会出たい!」「パパ見て!出来るようになった」
こういった言葉が自分が発信できているのであれば嬉しいですね。
Ⅳ 目標、目的を引き出す
「どんなお子さんになって欲しいですか?」
・思いやりのある子
・運動が得意な子
・元気で育ってくれれば
これが保護者の目標になります。
目標を達成するためには”現状”を知ることが必要です。更に、目標へたどり着くための”行動目標”も必要です。
簡単なイメージ図
子育ての目標は上記したコメントのようになるとして、 ストライダー を通じて図りたい目標は何なのかを子どもと共有する必要があります。つまり、目標に向かう姿勢が子どもを育てます。 漠然とした外的キャリアにとらわれた関りは先に述べた負の状態にを生みかねません。
・決勝に行け!
・優勝を目指せ!
・○○君に勝て!
・練習会を休むな!
・本気で走れ!
全て行動目標であり、目的ではないはずです。しかも押し付けの。内的キャリアを育むために必要なのは自分がどう思っているかです。子どもが自分の思いを言語化することは不可能ですので、言わせるのではなく日々の関りで気づいて行くことが必要です。
(私はできてません(´;ω;`)ウゥゥ)
例1)目標 ○○大会表彰台 ←大きく言えばこれすら行動目標なんですけどね。
行動目標 〇月〇週までに
①最高速20キロ
・週4回は30mダッシュ×5
②○○1周25秒切り
・週1回は〇〇で練習
③円滑なマシンコントロール強化
・月2回は対人練習
・週4回は8の字練習
例2) 目標 笑顔で5歳の卒ストを目指す
行動目標 〇月〇週までに
① 速い子に近いフォームで走れる
・憧れの選手を見つける。
・憧れの選手のビデオをみる。
・週1回は公園で ストライダー に乗る
・週3回はリビングでフォーム練習をする。
・月1回は何かの練習会に参加する。
・本人が楽な ライディングフォーム を設定する
② 笑顔で ストライダー を終わらせる。
・否定的な伝え方はしない。
・乗るたびに子どものいいところ1つは見つける。
・必ず次また乗りたいと思わせる締めをする。
とか!
人に合わせるのではなく、子どもに言わせるのではなく、一緒に気づいて行くことが大切ですね。
禁句「何がしたいの?」「どうなりたいの?」
はじめから言えるはずがないです。言えたら言わせてます。大人だって上司や姑に同じこと言われたら言えないのに(苦笑)
これに関しては”セルフトーク”を引き出すことが大切です。
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Ⅴ ロールモデル
ロールモデルとは師弟関係みたいなもの。自己の成長を促すうえでの規範となる存在のこと。
つまり目標となる尊敬する友達を見つけることです。尊敬とは人を動かすパワーとなるので、「この人みたいに走りたい」という憧れが良いということです。
スタートならこの人、加速力ならこの人、コーナーワークならこの人など規範となる人物を作る。ロールモデルが多い集団は有能なチームとなります。さらにロールモデルとなる人も自分がロールモデルになっているという自覚が自己肯定感、自信、自己啓発と繋がるため相乗効果は高いです。 ストライダー チーム に限らず、部活や実業団でスポーツが有名なところは自分に見合った憧れの選手がピラミッドになっていることが多いそうです。憧れる方、憧れられる方お互い高め合えるんだと思います。だからトップオブトップの選手は孤独になりやすいのかもしれないですね。
Ⅵ まとめ
人材育成においては自分が最も大切にしたいことと仕事がリンクし、やりがい、興味を向けられることが必要とされます。それが満たされていれば目標に向かう工程が苦痛ではなく充実感に変わっていくからです。 こ
れを子どもに置き換えると、未だ前頭葉が発達していない子どもに”先見の明”で現状を判断することはできません。そのため、子どもの特権である興味、好奇心、全力で楽しむ姿勢を引き出し、内的キャリアの充実、すなわち”自信を育てる”手段として ストライダー を用いられれば良いのかと思います。
冒頭でも述べましたが、目標を達成するためのプロセスの中で一番根本にあり、大前提なのは”子どもに興味・関心を持つ”ことです。大成している子どもは、親からの関心=愛情表現が適切なのかもしれないと思います。
長文にお付き合いいただきありがとうございました。趣味なのにまとめててすんごく疲れました(笑)
※本気シリーズのいつものことですが、いちストライダー中毒者の妄言と捉えていただき、本内容が批判や肯定の種となり、お子さんへ反映する際の火種となれば幸いです。意味不明な長文を読んで下さいありがとうございました。m(__)m
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